2008年06月11日

中国の労働者保護政策

社労士のMです。

つい最近まで中国の労働力は企業にとって安く、使い勝手がよいと諸外国の企業がどんどん中国に進出していたのですが今は一転し、人件費が増大し、労務問題の負担が激増したため工場を閉鎖している外資系企業もあるようです。

中国政府の労働者保護政策で労働契約の締結や労働組合の地位強化が定められたことや労働者の権利意識が高揚していることが原因の一部となっているとのこと。

日本企業は比較的コンプライアンスの意識は高いとされていますが中国での就業規則は日本以上に細かい規則を定めないとトラブルの種になるそうです。

また調停や仲裁の制度が無料で利用できるようになったため、訴訟の急増も懸念されています。

日本でも個別労働紛争解決制度施行状況によると19年度の総合労働相談コーナーで取り扱った相談件数は99.5万件と過去最多を更新しています。
相談者は圧倒的に労働者が多いのですがここ2年は事業主からの相談も増え、相談者の3割を占めるに至っています。

今後はトラブル回避のためにも労働契約や就業規則がますます重要になってきます。
就業規則・労働契約を見直していただくことをおすすめします。
posted by イースリーパートナーズ at 00:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 労使紛争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月09日

障害者作業施設等設置助成金

障害者作業施設設置等助成金は、障害者を常用労働者として雇い入れるか、継続して雇用している事業主であって、作業施設の設置または整備等をしなければ、その障害者の雇用の継続が困難であり、障害者が作業を容易にするために配慮された作業施設等の設置・整備を行う事業所の事業主に対して支給されます。


この助成金には、
・第1種作業施設設置等助成金と第2種作業施設設置等助成金の2種類があります。
この第1種と第2種の大きな違いは、作業施設等を設置するか、賃借により設置するかです。

支給対象事業主は、第1種も2種も上記要件と、作業施設等を設置しなければ、支給の対象となる障害者の雇用の継続が困難な事業所の事業主です。

支給対象障害者は、
・身体障害者
・知的障害者
・精神障害者
・重度身体障害者である短時間労働者
・重度知的障害者である短時間労働者
・精神障害者である短時間労働者
・中途障害者
・上記の障害者である在宅勤務者

支給対象額は、支給対象費用の額に4分の3を乗じた額ですが又は(支給対象障害者1人につき450万円で一会計年度あたり4500万円のいずれか低い額になります。作業設備については、支給対象障害者1人につき150万円、中途障害者にかかる職場復帰のための設備の設置または整備にあっては、機構が定める額が上限となります。

認定申請書の提出は、原則として、作業施設等の設置・整備を行おうとする日の前日から起算して2か月前まで、かつ中途障害者にあっては、職場復帰の日から6か月以内に都道府県協会を経由して独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構に提出します。

支給請求書の提出は、受給資格の認定を受けたのちに作業施設等の設置・整備を完了し、かつ、認定日から1年以内に支給請求書等を都道府県協会を経由して独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構に提出します。

注意事項として、
作業施設等の設置・整備は、原則として受給資格の認定後に着手する必要があります。
また、支給決定日から2年以上の期間、支給対象作業施設等を支給対象障害者のために使用しなければなりません。

その他、個人情報の保護等はきっちりする必要があります。

イースリーパートナーズ社労士事務所
posted by イースリーパートナーズ at 08:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 助成金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月04日

社会保障・住基一体カード

社労士のMです。

先週、ブログを忘れていたので今日投稿しています

先日、社会保障カードと住基カードを1枚に統合することで厚生労働省と総務省が検討に入ったと新聞に掲載されていました。

社会保障カードというのは厚生労働省が2011年度の発行を目指して準備をすすめているカードで、年金や医療、介護など社会保障関連の個人情報を一元管理するカードだそうです。
住基カードには多くの情報を記憶するICチップが埋め込まれていて、容量に十分な空きがあるため社会保障カードの機能をその中にいれることが可能だそうです。
カードの読み取り機を使って自宅のパソコンからシステムに接続すれば、自分の年金記録や治療記録も閲覧できるようになるとのこと。

住民票コード、年金記録や治療記録まではいっているカード、健康保険証が一緒になっている以上、外に持ち歩くことも多いので紛失したら大変ですよね
posted by イースリーパートナーズ at 10:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康保険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月02日

障害者関連の助成金

障害者関連の助成金の次の意味について、まず理解する必要があります。

1.身体障害者とは、原則として身体障害者障害程度等級表の障害等級が1級から6級までに該当する者および、7級の身体障害が2つ以上重複しているもの

2.知的障害者とは、児童相談書、知的障害者更生相談書、精神保健福祉センター、精神保健指定医または障害職業センター(知的障害者判定機関)により知的障害があると判定されたもの

3.重度身体障害者とは、身体障害者のうち、障害者の雇用の促進等に関する法律施行規則別表第1に該当する者で、障害等級表の障害等級が1級または2級に該当する障害者及び同表の3級に該当する障害を2つ以上重複することなどにより、2級に相当する障害者のこと

4.重度知的障害者とは、知的障害者のうち知的障害者判定機関により知的障害の程度が重いと判定されたもの

5.精神障害者とは、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けているもの、または統合失調症、そううつ病またはてんかんにかかっているもの(要件あり)

6.中途障害者とは、支給対象事業主に雇用されたのち、身体障害者又は精神障害者になったものであり、職場復帰を行うもの

7.短時間労働者とは、
1週間の所定労働時間が通常の労働者の1週間の所定労働時間に比し短く、かつ、20時間以上30時間未満であって常時雇用される労働者。また、精神障害者に限って、1週間の所定労働時間が15時間以上20時間未満でも短時間労働者とする。

8.在宅勤務者とは、
対象事業場において雇用されている労働者であって、その大部分の自宅において勤務する者。


これらを前提に次週以降、障害関係の助成金を取り扱います。

イースリーパートナーズ社労士事務所
posted by イースリーパートナーズ at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 助成金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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